その部品に5軸加工は必要ですか?
多くの部品は、3軸フライス盤で2〜3回段取りを替えれば十分に加工できます。お手元の部品に当てはまる項目にチェックを入れてください。2つ以上当てはまる場合、通常は5軸加工会社のほうが安く見積もり、位置精度も保ちやすくなります。
代表的な5軸加工部品
- インペラとブリスク
- 油圧・流体マニホールド
- 傾斜穴のあるハウジング
- 整形外科用インプラントと手術器具
- タービンブレードとコンプレッサーブレード
- 金型コアと入れ子
- ロボットアームの関節とブラケット
- 光学部品・センサーのマウント
5軸加工機は部品または主軸を傾けるため、新しい治具を用意しなくても刃物が傾斜面に届きます。段取りが少ないほど、異なる面の形状同士の位置がずれる機会も減ります。
3+2軸加工か、同時5軸加工か?
どちらも5軸加工機で行います。違いは、工具が切削している間に回転軸が動くかどうかです。価格が変わるため、部品にどちらが必要かを知っておく価値があります。
3+2軸(割出し)加工
テーブルを傾けて固定し、3軸フライス盤と同じように切削します。その後、次の角度に傾けます。
- 決まった角度の穴や面を持つ角物部品に適しています
- プログラム作成が速く、通常は1個あたりの単価が安くなります
- ほとんどのハウジング、ブラケット、マニホールドに対応できます
同時5軸加工
切削中に5軸すべてが同時に動くため、工具は曲面に対して一定の角度を保ったまま追従します。
- ブレード、インペラ、自由曲面に必要です
- 輪郭面の面粗さが良くなります
- CAM作業が増えるため、小ロットでは段取り費が高くなります
材料と公差
材料ごとに5軸加工会社へ見積を依頼した場合の目安です。これらは一般的な範囲であり、保証ではありません。お客様の形状でどこまで保てるかは、見積を出す加工会社が確認します。
| 材料 | 変わる点 | 一般的な公差 |
|---|---|---|
| アルミニウム 6061 / 7075 | 切削が速く、5軸加工で最も一般的な材料です。高強度部品には7075を使います。 | ±0.01〜±0.025 mmが一般的 |
| ステンレス 304 / 316 / 17-4 | 切削速度が遅く、工具摩耗が大きくなります。医療用や食品接触部品には316Lを使います。 | ±0.01〜±0.025 mmが一般的 |
| チタン Grade 2 / Grade 5 | 剛性の高い段取りと発熱の抑制が必要です。航空宇宙部品やインプラントで一般的です。 | ±0.01〜±0.025 mmが一般的 |
| ニッケル合金(Inconel 718) | 工具への負担が大きく、加工に時間がかかります。対応できる会社が少ないため、見積にも時間がかかるとお考えください。 | ±0.025 mmが無難な目標 |
| 工具鋼(H13、D2) | 熱処理前に加工し、熱処理後に研削や仕上げ加工を行うことが多い材料です。 | 熱処理の工程順によって異なる |
| PEEK、POM(デルリン)、PTFE | 軽い切込みと慎重な固定が必要です。樹脂は熱や湿気で寸法が変化します。 | ほとんどの樹脂で±0.05 mmが現実的 |
5軸加工のマッチング対象業界
業界によって必要な書類は異なります。材料証明書、初品検査、清浄度の要件などを見積依頼に記載していただければ、すでにそのように対応している加工会社をマッチングします。すべての業界を見る(英語)。
ご利用の流れ
お客様からは見積依頼を1件送るだけ。条件に合う加工会社を少数に絞ってご紹介します。入札プラットフォームではなく、発注時に仲介業者も入りません。
見積依頼を送る
STEPファイルまたはPDF図面をアップロードし、材料、数量、公差、希望納期をお知らせください。所要時間は約3分です。
最大3社をマッチング
図面を読み、設備、材料、部品サイズが合う加工会社を選びます。24営業時間以内に当社からご連絡します。
加工会社から直接見積
各加工会社から直接見積が届きます。比較し、質問し、選んだ会社に発注してください。
- 段取りとプログラミングCAMプログラミングと治具の費用は注文ごとに1回かかります。1〜10個の注文では、これが価格の大部分を占めます。
- 材料チタンやInconelは1キロあたりの価格が高く、切削にはアルミニウムの数倍の時間がかかります。
- 公差必要以上に厳しくするたびに、加工時間と検査が増えます。公差は重要な箇所にだけ指定してください。
- 数量数量が増えると段取り費がより多くの部品に分散されるため、最初の数十個を超えると単価は急速に下がります。
- 表面処理アルマイト、不動態化処理、コーティング、熱処理は費用が加算され、納期も数日延びます。
図面はお手元にありますか?
まずは簡易版をお送りください。不足している情報は当社からお尋ねします。最初から詳細をすべてお伝えいただく場合は、詳細な見積依頼フォームをご利用ください。
ファイルはマッチングした加工会社にのみ送られます。NDAをご希望の場合、締結されるまで何も共有しません。
5軸加工機をお持ちですか?設備に合った見積依頼をお届けします。
加工会社は各依頼のプレビューを確認してから引き受け、発注者に直接見積を提出します。受注に対する手数料はいただきません。
材料、工具、機械、表面処理、物流を提供していますか?
このネットワークの加工会社は、そのすべてを購入しています。提供内容をお知らせいただければ、合う先にご紹介します。
発注者からよくある質問
その他のご質問は までメールでお寄せください。
発注者は無料で利用できますか?
はい。見積依頼の送信にも見積の受け取りにも費用はかかりません。価格、条件、納期はお客様と加工会社の間で取り決めます。
図面は誰が見ますか?
加工会社はまず、部品の種類、材料、数量、公差を記載した簡単なプレビューを見ます。お名前、会社名、ファイルは含まれません。連絡先とファイルは、マッチングした最大3社にのみ送られます。NDAをご希望の場合は、締結されるまでファイルを保留します。
見積は何件届きますか?
最大3件です。部品に本当に合う加工会社が1〜2社しかない場合は、数を埋めるのではなく、その少数の会社にだけお送りします。
御社で部品を加工するのですか?
いいえ。当社はマッチングサービスであり、加工会社ではありません。見積を出す加工会社が機械を稼働させ、お客様はその会社に直接発注します。マッチングの仕組みをご覧ください。
加工会社はどこにありますか?
部品の内容と、見積依頼フォームで選択した地域によって異なります。北米、日本、韓国、その他のアジアの加工会社を指定することも、地域を指定せず適合性だけでマッチングを任せることもできます。
どのファイル形式を送れますか?
3DモデルはSTEPまたはIGES、それに公差と表面仕上げの指示を記載したPDF図面を添えてください。DWGやDXFにも対応しています。STEPファイルとPDF図面をセットで送ると、最も正確な見積が得られます。
5軸加工の発注者向けガイド
- 加工プロセス
5軸加工サービスとは:必要になる部品と判断基準
5軸加工サービスが何をするのか、どの部品に必要か、そして3軸加工会社のほうが適しているのはどんな場合かを、部品を調達する設計者と購買担当者向けに実務的に解説します。
- 加工会社の選び方
5軸加工会社の選び方:図面を送る前の12の質問
図面を送る前に5軸加工会社へ確認したい12の質問をまとめました。保有設備、公差、材料、検査、NDA、納期、リピート注文への対応まで、発注前の見極めに役立ちます。
- 加工プロセス
5軸加工の見積依頼(RFQ)の書き方:一度で見積が出る依頼
公差や数量の抜けによるやり取りを繰り返さず、加工会社が最初から正確に見積もれるよう、5軸加工の見積依頼(RFQ)に含めるべき項目をチェックリスト付きで解説します。